留学先でファミリーヒストリーを解く旅をした話①~100年前の米国留学生
もち子です。
金なしコネなしの公務員だったけど、2012年のとあるきっかけで、サイバーセキュリティ留学を目指し、実際留学しました。
留学を終えた後で転職し、今は都内外資系で働いています!✨
今回は、もち子が2015年に留学した際、
現地でもち子のファミリーヒストリーの謎解き旅をしたお話をします。
もち子単独による調査、実体験のお話です!
目次
1910年代に曾祖父米国大学生→2015年にもち子留学
留学決定時から気になっていましたが、、、、
「もち子には、100年前にアメリカ留学した曾祖父がいた(亡くなってる)」という話を、家族から聞いているものの、
いつ行った?どんなキャンパスライフだった?そもそもなんで留学した?とか、
家族の誰も知らず、半分以上伝説になっていました。
そこで、もち子は単独で謎解きをすることにしました。
ちょうど100年ズレての留学、運命的なものを感じ、
自分が謎解きしなきゃいけない、と考えました。
なお、曾祖父について少し説明すると、、、、
- 貧しい農家出身
- 家出し、アメリカに移民として渡った
- 現地でアルバイトしながら、小学校からやり直して、デンバーの大学を卒業した
- 大卒後、日本に戻ってビジネスを始めた
- アメリカでの出来事を、誰にも詳しく話さないまま亡くなった
デンバー大学の協力
もち子の手掛かりは、曾祖父が残した僅かな写真だけでした。
その中に、「デンバー大学」卒業時の卒業写真がありました。ここで、少なくとも「コロラド州のデンバー大学の卒業生である」ことは分かりました。また、祖母の話から、「化学専攻」ということが分かりました。
「デンバー大学の学事課に問い合わせれば、何か分かるかも知れない」と思いました。
しかし、いくら何でも、氏名と専攻だけでを伝えて調べてもらうのは無理があると思いました。常識的に考えて、少なくとも、年代をある程度特定する必要があります。
写真を隈なく眺めたところ、手書きで「1920年」と書き込みがあり、デンバーから離れた後の時代に撮られた写真を発見しました。
そこで、少なくとも1920年には卒業&デンバーから離れている、ということが分かりました。
早速もち子は、デンバー大学の学事課に、
曾祖父の卒業写真、専攻、年代は1900年~1920年という情報を伝え、何か分からないですか?というメールを書きました。
すると、なんと2日後に、曾祖父の学生記録表(紙)のコピー(PDFファイル)を送ってくれました。曾祖父は間違いなくデンバー大学に1913年~1917年に在籍し卒業したということが分かりました。
デンバー大学を実際に訪問
もち子はデンバー大学の学事課の人と連絡を取り、
留学中の春休み(2016年3月)を利用して、デンバー大学を訪問し、学生記録表の本物を見せてもらうことにしました。
と言うのも、、、
当たり前ではありますが、学生記録表(紙)は大学で保管しなければならず、
いくら家族と言えど、貰うことは出来ないからです。(本当に当たり前)
肉眼で是非見てみたい。。。もち子は家族代表で行くことになりました。
もち子が留学したロサンゼルスからは、国内便(格安航空)で2時間20分くらい掛かりました。ちなみに、日本からは直行便(ユナイテッド航空)で10時間30分です。
デンバー大学は大変美しい大学です。
自然に囲まれて、昔ながらのデザインの建物が並び、人々も穏やかで、なんだかほっとする空間でした。
まずは、曾祖父の学生記録表の本物を見せてもらい、心ゆくまで写真を撮らせてもらいました。ほとんど黄ばんでおらず、白い紙だったので驚きました。
また、学事課の人の好意で、キャンパス内を案内してもらい、
その中に、曾祖父が在籍していた100年前から今でも残る古い教会を案内してもらいました。
確かに、他の建物と違って小さく、年期が感じられる建物です。
ちょうど100年前に、曾祖父がここを訪れていたのだと思うと、不思議な感覚でした。
ちなみに、この時(2016年3月)は、
冷たい風が強く吹き付ける、大変寒い季節で、震えながら学内散策しました!!
日本人留学生を受け入れたデンバー大学
曾祖父は、たった1人の留学生ではありませんでした!
曾祖父とともに、多くの日本人留学生がいました!
これは、インターネット上で閲覧可能なデンバー大学の卒業アルバムを調べてみると明らかです!1910年代(第一次大戦)という大変困難な時代に、デンバー大学が日本人留学生を多く受け入れていたのは事実です。
しかし、それがどういう経緯だったのか、、、、これは調査しても分かりませんでした。これに関しては、謎は謎のままです。
(※デンバー大学発刊の年表なども調査したものの、分かりませんでした)
留学先でファミリーヒストリーを探るということ
もしチャンスがある人には、是非チャレンジして欲しいと思います。
アメリカは、各地に日本人の歴史が残っています!!!
私も実際に行くまで、デンバーに日本人の足跡があるなんて知りませんでした!!
インターネットで検索しても、ほとんど出てきません!!!
でも、現実にアメリカの地に残っているんです!
もし、アメリカのどこかにファミリーヒストリーがある人がいるとしたら、
諦めずに探してみてください!家族の足跡をたどることは、とても意味のある学びになると思います!
その②へ続く
デンバー大学以外にも、日本人の歴史の痕跡を発見しました。
その模様はこちらです!
mochiko-ryugaku.hatenablog.com
読んでいただき、ありがとうございます!
もち子
初めてのTOEFL受験40点台で凹む。。。~モチベーションの維持について
もち子です。
金なしコネなしの公務員だったけど、2012年のとあるきっかけで、サイバーセキュリティ留学を目指し、実際留学しました。
留学を終えた後で転職し、今は都内外資系で働いています!✨
今回は、初めてのTOEFL iBTで40点台を取り、、、、
その後どうやってモチベーション維持したかについて書きたいと思います!
目次
TOEFL iBT 40点台は、どれくらい?
とても威張れる点数ではないのは、重々承知ではあるものの、、、、
もち子は、大学入試センター試験の英語190点(2問だけ間違い)だったし、、、洋楽好きだし、、、
英語が全然出来ない訳ではありません!
こちらのサイトに紹介の、他試験との換算表が分かりやすいと思います!
もち子は高2で英検2級合格(普通…)、
その後大学の授業や、好きな洋楽で英語に触れてきているため、
英検2級と準一級の間くらいと考えるのが妥当だということが、この表からも分かります。
ここで大事なことは、
まずは自分の現在位置を把握すること!それをやたら低いと思わず、妥当だと認識することが大切だと思います!
「最初はこんなもん」と思った方が良いと思います!
「TOEFLは怪物」だと認識する。
「TOEFLは怪物」です!
そして、戦う貴方は勇者です!
ただし、、、一発で倒せる必殺技はありません!
一回でクリア出来ず、何度も戦います!!
道のりは険しく長いです!
その中で大事になってくるのは、、、、
長期戦を乗り越えるための、モチベーションの維持です!!
英語キャラを作り始める。
モチベーションの維持の一環です。
周りに対して、「自分は英語の勉強をしている」ことをアピールしましょう!
そして、もし仕事上問題無ければ、「留学を目指している」ことも公言しましょう!
なぜか???
これは、退路を断つためというよりも、仲間を作るためです!
もし周りの環境が、英語や留学に否定的ということが無い限り、
応援してくれるようになります!
これは、すっっっごく大事です!!!!
孤独になってはダメ!
TOEFLという怪物と長期戦をする上で、本当に大事だと思うことの1つに、
孤独にならないこと
があります。
留学を目指すということは、孤独に陥りやすい状況だと思います!!
周りに留学を目指す人が居ない、、、、
TOEFLという認知度の低いテストを何度も受けて、
点数が低さや苦しみを分かるのが自分だけ、、、、
留学して勉強したいという夢は、自分だけのもの、、、
理解しくれる人が居ない!!!
と、ついつい1人で抱え込んでしまいがちです!!
ですが、、、、これは特にTOEFLの点数が高止まりの時期に来た時、悪循環に引きずり込まれる原因となってしまいます!!!
そこでおすすめなのが、「英語キャラ」を確立し、
「自分は勉強している!」ということを、周りにまず理解してもらうことなのです!
もち子も、悪循環に落ちかけました!
ですが、職場で「英語キャラ」や「留学キャラ」を確立した後は、
職場を挙げて応援・協力してもらえたため、救われました。
本当に感謝しています。
もし、このブログを御覧の方に、モチベーションの維持に苦しんでいる方が居たら、
勇気が必要と思いますが、是非やってみてください!
また、もち子は、TOEFLの「高止まり」にも苦しみました!
その時のことは、また書いていきます!
読んでいただき、ありがとうございます!
もち子
TOEFL受験当日のこと~受けるだけでも本当に大変!
もち子です。
金なしコネなしの公務員だったけど、2012年のとあるきっかけで、サイバーセキュリティ留学を目指し、実際留学しました。
留学を終えた後で転職し、今は都内外資系で働いています!✨
今回は、TOEFL当日に何をするかを書きます!
1回受けるだけでも、本当に体力が必要なTOEFL!その大変さをお伝えできればと思います。
目次
パスポートが必要
はい。大変なことの1つ目、社会人の場合、ほとんどの人は、身分証明書がパスポート一択です!
こちらの説明を御覧になると分かると思います。
TOEFL iBT®:本人確認書類について | プロメトリック (prometric-jp.com)
学生の方の場合、学生証と運転免許証などが利用可能ですが、
Letter of Identityを利用する場合は、あまり無いかと思います。
ですので、社会人の方の場合は、まずパスポートを入手しましょう!
試験時間は約5時間!
最長の場合ではなく、通常(いつも)約5時間掛かります!!!
本当です!実際に何度も受けましたが、本当にいつも5時間くらい掛かります!
しかも、、、、、、
5時間のうち、休憩時間は1回のみで、約10分(トイレ・食事込み)です!!!
かなり体力が必要です!
ちなみに、もち子の時間の使い方は、、、、、、
トイレを済ませる、チョコパン1個を食べる、水分を摂る、でした!
あらかじめルーティンを決めておくことをおすすめします!
「話題に追いつく力」が必要
TOEFLの最大の苦労の1つですが、、、、
5時間ずっと英語に集中する力自体も大変ですが、、、、
あれこれ話題が変わることも、集中力を消耗する理由になります!!!
たとえば、、、、
人の赤血球の話題、海洋生物の話題、モヘンジョダロの話題、米国のジャズ音楽の話題、イタリアの中世の歴史の話題、、、、、
が、1日のテストの中に、ドンと入っている!!!みたいな感じです!!!
挿絵が無い英文をざっと見て、まずこれが何の話題かを捉え、とっさに頭を切り替えて集中することが求められます!
教養が必要だけど……米国の教養はおすすめ!
これだけ幅広い教養が求められるため、、、、、
正直、ヤマを掛けることは、残念ながらほとんど不可能です!
ですが、強いていうと、米国の教養については、あらかじめ把握しておくことはできます!
TOEFLは米国留学を目的としたテストであるため、幅広い話題の中で最も出てくるものは、米国の教養です。
たとえば、、、、
- 米国の歴史(ほぼイコール=大統領、南北戦争)
- 米国の音楽(=ジャズの種類、楽器など。ただし細かい)
- 米国の自然(=国立公園など)
- 米国の大学生活(頻出単語は押さえておくべきでしょう)
この辺りは、日ごろから興味を持っておくべきだと思います!
いかがでしょうか?興味を持っていただけたでしょうか。
もち子は何度もくじけそうになりましたし、、、、
頑張って対策したのに、当日、全然知らない単語だらけだったりして苦労しました。
そんなときのモチベーションの維持などについて、今後も書いていきたいなと思います。
読んでいただき、ありがとうございます!
もち子
留学準備開始②~英文証明書(卒業、成績)、WESへの登録、レジュメ(or CV)、Statement of Purpose
もち子です。
金なしコネなしの公務員だったけど、2012年のとあるきっかけで、サイバーセキュリティ留学を目指し、実際留学しました。
留学を終えた後で転職し、今は都内外資系で働いています!✨
今回は、留学準備(受験)に必要なものまとめ、第2弾です!第1弾はこちらです。
留学準備開始①~TOEFL(IELTS)、GRE(SAT)、推薦文 - もち子のサイバーセキュリティ留学&転職体験記 (hatenablog.com)
地味に時間が掛かるものとか、ポイントを押さえていきたいと思います!
目次
英文証明書(卒業、成績)
どこの大学でも必ず「英文の」卒業証明書&成績証明書が求められます!
まず志望校をリストアップし、発行部数を確認の上、まとめて請求しましょう!
最近はどこの大学でも英文証明書は発行していると思いますが、、、、、
↓後述のWESへの登録があるので、志望校が決まり次第早めに請求しましょう!
WES(World Education Services)への登録
どこよそれ?!というのが、正直な感想かもしれません。。。。
もち子も思いました。。。。。😅
WES(World Education Services)というのは、信用評価機関です!
ちなみに、ここに登録することは、受験する以上、絶対必須です!!!
(各校の受験要項に書いてあります!)
外国の教育機関が発行した証明書を、信用出来ますよ~と評価してくれる専用の機関です。
(すごいですよね。それでビジネスが成り立つなんて)
ちなみに、WES以外にも新評価機関はいくつかありますが、違いが良く分からない&WESならまずどこでも使えるため、迷ったら取り合えずWESを選択するのが良いと思います。(使えるところが一番だと思います)
World Education Services: International Credential Evaluation for U.S. (wes.org)
提出後、評価されるまでしばらく時間が掛かります。
ですので、繰り返しになりますが、志望校が決まり次第早めに登録した方が安心です!
レジュメ(or CV)
どこの大学でも、レジュメor CVの提出が求められます!
両者の違いは、以下のとおりです。
- レジュメ⇒履歴書を1ページにまとめたもの
- CV⇒履歴書を詳細に、複数ページにまとめたもの
こちらは、TOEFLの勉強と並行して、早めに着手することをおすすめします!
なぜなら、誰しもレジュメ(or CV)を、一発で完璧に作れないからです!
100回くらい書き直すと思ってください!
もち子もそうでした。。。。。。
もち子は、ただの平社員ならぬ平公務員で、人生において誇れるものが無く、最初は何も書けなくて呆然としました。。。。
100回くらい書き直しているうちに充実してきました!
あともう一つ大事なことは、後述のSoPとともに、英語が分かる人に必ず添削してもらってください!凡ミスや、自分で気付かない自分の取柄に気付いてもらえるためです!
SoP(Statement of Purpose)
最後になりましたが、Statement of Purposeも、必ず求められる要件です!
Statement of Purposeとは、文字通りの志望理由の作文です!
こちらも、前述のレジュメ(or CV)同様、100回くらい書き直すため、早めに着手しましょう!
ちなみに、書くポイントとしては、
下手に壮大で飾った志望理由ではなく、ありのままの自分を書いた方が良いです!ただし、起承転結と、内容の深さ&充実さは、100回書き直しながら深めていってください!
あと、繰り返しになりますが、前述のレジュメ(or CV)とともに、英語が分かる人に必ず添削してもらってください。
こちらも、何度も書き直さないと、本当の自分の気持ちを言葉で理路整然と表現することは難しいためです。日本語でもそうだと思います。
以上、第1弾に続いて、留学準備のまとめでした。
第1弾とともに、この辺りはどの学校でも求められるものになりますので、参考にしてください。
読んでいただき、ありがとうございました!
また留学について気付いたことを書いていきます。
もち子
※ちなみに第1弾はこちらです。
留学準備開始①~TOEFL(IELTS)、GRE(SAT)、推薦文 - もち子のサイバーセキュリティ留学&転職体験記 (hatenablog.com)
留学準備開始①~TOEFL(IELTS)、GRE(SAT)、推薦文
もち子です。
金なしコネなしの公務員だったけど、2012年のとあるきっかけで、サイバーセキュリティ留学を目指し、実際留学しました。
サイバーセキュリティ留学を目指したきっかけ - もち子のサイバーセキュリティ留学&転職体験記 (hatenablog.com)
留学を終えた後で転職し、今は都内外資系で働いています!✨
今回は、留学準備(受験)に必要なものをまとめます!
地味に時間が掛かるものとか、ポイントを押さえていきたいと思います!
目次
①TOEFLに始まりTOEFLに終わる!
はい。まず読み方ですが、トーフルです。トイフルではありません!
まず最初に着手してください!
やることですか?まず、この鈍器のように分厚いオフィシャルガイドを購入してください!ここからスタートです!!
次に、直近のTOEFL iBTテストを申し込み、まず一度受験してください!
なぜか?
あなたが帰国子女とかネイティブでない限り、TOEFLは一発でベストスコアで出すということがまず無理だからです!
もち子が知る限り、最終的にTOEFL iBT100点を超えた人であっても、何度も繰り返し受験した上でベストスコアを出しています!
ですので、まず自分が現時点でどれくらいかを把握するために、一度受験してください!
そして、自分の志望校の基準点を確認し、どれくらいアップしなければならないかを確認してください。
【①補足】IELTSという選択肢もある!
実は、もち子はTOEFL iBTとIELTS(アイエルツ)両方受験しました!
理由は、もち子のTOEFLスコアが高止まりしてしまい、、、、、
それでも合格圏内危うかったため、IELTSを試しに受験したところ、もち子にとってはIELTSの方がスコアが出やすかったためです!
そして、もち子の志望校は、TOEFLとIELTS両方とも認めていたため、受験間近はIELTS受験を繰り返していました。
ですので、もし志望校がIELTSも認めている場合、選択肢として検討するのはありだと思います!
【①補足追記】TOEICは留学に使えない。
TOEFLとTOEICは、名前が非常に似ていますが、まったく異なる試験です。
TOEICは、日本と韓国では広く受け入れられていますが、アメリカやイギリス等、他の国への留学では、ほとんど受け入れられていません。
少なくとも、もち子の志望校には、TOEICを受け入れている学校はありませんでした。
学校により異なるとは思いますが、少なくとも、少数派であることは間違いないと思います。
GRE(SAT)
TOEFLが語学試験であるのに対し、GREおよびSATは学力テストです。
GREは大学院受験時のセンター試験みたいなものです。SATは高校生向けのセンター試験のようなものだそうです。
ポイントは、
大学により、GREとSATの、要る要らないが異なります!もち子の場合、すべての学校でGRE必須(ただし基準点無し)でしたが、SATは一校も該当しませんでした。
(どうやら、理系の大学院はGREだけが多いみたいです)
ただし、要る要らないを確認し受験計画を立てることは重要ですが、圧倒的にTOEFLのスコアアップの重要度が上です!(つまり後回しで大丈夫)
③推薦状(超重要)
こちらは、留学することが決定次第、一刻も早く着手を開始することをおすすめします!
推薦状とは、大学教授または職場の上司に書いてもらう(もちろん英文)ものです。
大学により異なりますが、通常2~3件(必ず大学教授を含める)が求められます。
昔は、自分で推薦文を書いて、それに大学教授または職場の上司のサインを書いてもらって提出するということが多かったようですが、、、
もち子が受験した学校はすべて、登録したメールアドレス宛てにリンクが飛んでいき、フォーマットに入力するタイプだったため、本人しか入力出来ない仕組みでした!!
必要な要件は↓↓以下のとおりです↓↓
- 英語で推薦文を書ける人
- 海外から確認可能な身分(=つまり定職に就いている人)の人
- 「2」のうち一人は必ず大学教授
です!決して超一流企業とか超一流大学である必要はありません!
それでも結構悩みますよね。。。。。
もち子の場合、幸運なことに卒論担当教授(英語堪能)が在職中であったため、
アルマーニのネクタイを持ってお願いしに行きました。
それでも結局、10校分もの推薦文を書いていただいたことは、本当に感謝しかありません。
次回は、留学準備開始②~英文証明書、SoPについて書きます!
結局、社会人留学って役に立つの?!~社会人になって学び直すということ
もち子です。
金なしコネなしの公務員だけど、2012年のとあるきっかけで、サイバーセキュリティ留学を目指し、実際留学しました。
サイバーセキュリティ留学を目指したきっかけ - もち子のサイバーセキュリティ留学&転職体験記 (hatenablog.com)
留学を終えた後で転職し、今は都内外資系で働いています!✨
今回は、今振り返ってみて、結局、社会人留学って役に立つの?!について書いてみます。
結論から申しますと……、
少なくとも、もち子は、留学したお陰で転職(キャリアップ)出来ました!
その経験を元に考えてみたいと思います。
目次
目的意識を持った仲間に囲まれて勉強出来る!
今振り返っても、、、
人生で最も充実していたと言っても過言でないくらい、心地よい時間でした。
いったん職場を離れることに覚悟が必要でしたが、、、
ひとたび留学し、学校という場に来ると、元の職場に戻りたくなくなりそうになるくらいでした。
何故なら、、、、、
職場の変な上下関係とか、、やりたくない仕事とか、、
そういうしがらみから離れて、同じ目的意識を持った仲間に囲まれて、勉強に集中出来るんです!
人生において、そういう時間があっても良いと思います。
いったんしがらみから離れると、
肩の荷を下ろして、自分自身について、考え直すことも出来ます!
もち子もそうでした。
今まで転職ってあり得ないって思ってたけど、、、、
自分も転職して良いんじゃない?!て思うようになりました。(詳しくは別途書きます)
新しい価値観を、五感を通じて学びます。
外国人だけでなく、現地で出会う日本人からも学びます。
これは、留学した人だけが経験出来ることだと思います。
転職に限らず、自分のキャリアや専門性を見つめ直したり、新しい方向性を発見する機会になると思います!
転職に使えた!~日系コンサル会社、外資系へ
これは、もち子の経験談になってしまいますが、、、
もち子のサイバーセキュリティ留学は、その後、
①日系コンサル会社、②外資系へ転職する際に使えました!
具体的には、、、
両者とも、面接の際に面接官から、「いいですねー」と話してもらえました。
目的を持って行った社会人留学は、面接でマイナスになることはなく、ちゃんと説明出来ればポジティブに評価してもらえると思います。
ただし、留学先で学んだ内容が即戦力として使えるとは思われていないという印象でした。
これは、内容がサイバーセキュリティだからだと思います。
前のブログでも説明しましたが、サイバーセキュリティという分野は、大学で学ぶ内容が、必ずしも即戦力の内容という訳ではありません。
サイバーセキュリティを大学院で学ぶとは?~アカデミックのためか?ビジネスのためか? - もち子のサイバーセキュリティ留学&転職体験記 (hatenablog.com)
むしろ、実務経験の長さ&濃厚さが求められます。
ですので、もち子は、年齢等も総合的に評価された結果、良い方向に判断されたのだと思っています。
学習内容・実務経験・年齢(タイミング)のトータルバランスが大事!
留学して、その後のキャリアに生かしていく!ということを考えた時、
学習内容・実務経験・年齢(タイミング)のトータルバランスが大事だと思います!
実務に役立つ学習内容か?
実務経験は豊富か?
あと、学習内容や実務に、一貫性があるか?
実はもち子にとって、サイバーセキュリティは、専門性の変更でした。
公務員時代はセキュリティではなく、情報系の中でもマニアックな分野でした。。。。
これだけで一生やっていけると思えないくらいマニアックでした。。。
そのため、なぜ専門性を変更したのか、動機や正当性を説明する必要がありました。
さらに、そこに加えて、年齢が関係してくると思います。
もち子は留学時30歳、転職時31歳。
まだまだやり直しが効く年齢でした!!
もしこれが40歳とかだったら、評価が大きく異なってくると思います!
アラフォー以上はMBAを含めて検討を!
留学する以上は、「学位」を意識すると思います。
修士(Master)、博士(PhDなど)などがありますが、ライフステージやキャリアプランにおいて適切な年齢があると思います。
それで考えると、修士はアラサーまでだと思います。
博士はもっと上の年齢層でもOKなので、ライフステージやキャリアプラン次第だと思います。
年齢が上がると選択肢が狭まるのか?と思われるかも知れませんが、
上がったら上がったでもう一つ選択肢があります。
タイミングとしては、マネージャー以上を目指す人が取るべき学位なので、
アラフォー以上(早くてアラサー)だと思います。
ですので、もしこのブログを御覧の方でアラフォー以上の方がいらっしゃいましたら、
選択肢の一つとしてMBAを検討することもおすすめです。
ただし、海外MBAは非常に高額である場合が多いため、国内からまず検討するべきだと思います。国内MBAはどんどん質が向上しており、また英語で提供されるものもあるため、無理して留学する必要も無いかも知れません。
このブログがどなたかのキャリアプランの参考になれば幸いです。
もち子
サイバーセキュリティを大学院で学ぶとは?~アカデミックのためか?ビジネスのためか?
もち子です。
金なしコネなしの公務員だけど、2012年のとあるきっかけで、サイバーセキュリティ留学を目指し、実際留学しました。
サイバーセキュリティ留学を目指したきっかけ - もち子のサイバーセキュリティ留学&転職体験記 (hatenablog.com)
留学を終えた後で転職し、今は都内外資系で働いています!✨
今回は、転職を終えた今、振り返ってみて、
「結局、サイバーセキュリティを大学院で学ぶとは何なのか?」
「留学を目指した当時と今で、考え方がどう変わったか?」について書いてみたいと思います!
目次
- 留学前と今、思いの変化
- 大学院の内容① コンピューターサイエンスの延長
- 大学院の内容② リーダーシップ論&サイバーセキュリティの基礎
- 大学院の内容③ サイバーセキュリティポリシー&ガバナンス
- 学卒でいきなり博士課程(PhDコース)に行ける?!
留学前と今、思いの変化
留学を目指していた当時、私が留学に求めていたものはこうでした↓
- とにかく最新技術を学びたい。
- 英語力アップしたい。
- 色んな意味で、視野を広げたい。
転職して何年か経った現在、私がもし今、留学出来るとしたら、求めるものはこうです↓
- リーダーシップ論を学びたい。
- 基礎学力を学び直したい。
- 英語力アップしたい。
- 色んな意味で、視野を広げたい。
お分かりいただけましたでしょうか?
第一の目標が、「最新技術」というところが、実際留学してみると違うかなーという感じでした。
これは、サイバーセキュリティに限った話だとは思いますが、
どういうことなのか、↓以下に整理します。
大学院の内容① コンピューターサイエンスの延長
私が調べた限り、米国大学院におけるサイバーセキュリティ課程は、以下3通りに分けられます。
- コンピューターサイエンスの延長
- リーダーシップ論&サイバーセキュリティの基礎
- サイバーセキュリティポリシー&ガバナンス
「1」はイメージしやすいと思います。
たとえば応用プログラミングとか、コンピューターセキュリティ基礎とか、情報セキュリティ基礎とか、今さら情報数理とか、ネットワーク基礎とか、暗号理論とか、珍しいところではデジタル鑑識とか、
抽象的な内容が中心になります。
留学当時よく耳にした単語と、セキュリティ会社に転職した今よく聞く単語は、全然違います!!
この理由は、以下2つが考えられます。
- サイバーセキュリティは新しい学問だから。
- 大学院で学ぶのはあくまで「アカデミック」な内容だから。(※アカデミックである以上、基礎学問を学ばなければいけない)
だから、「コンピューターサイエンス」の延長になりがちなんですね。
実際、調べた限り、このパターンの学校が多いです。
このパターンは、プログラミングとかしっかり学びたい人とか、ソフトウェアエンジニアになりたい人、その他エンジニアになりたい人、研究者になりたい人になりたい人向けだと思います。
大学院の内容② リーダーシップ論&サイバーセキュリティの基礎
もし今、サイバーセキュリティ留学し、(ビジネス的に)キャリアアップにつなげたいとお考えの方がいるとしたら、こちらのパターンがおすすめです!
リーダーシップ論は、キャリアアップの上で大変重要な要素だからです。
また、日本の大学だと、リーダーシップ育成とかなかなか無いと思いますので、留学する価値があるのではないでしょうか。
留学する目的は、色々あると思いますが、「キャリアを広げたい!」「(ビジネス的に)その後につなげたい!」という人におすすめだと思います。
大学院の内容③ サイバーセキュリティポリシー&ガバナンス
ビジネスの世界で「サイバーセキュリティ」かどうかでいうと、これが一番実務上関係する内容かも知れません。
企業において、サイバーセキュリティの戦略を考える際、
セキュリティポリシーやプライバシーポリシー、ガバナンス、コンプライアンスを考えることが必要です。
ですが、ちゃんと学ぶ機会があるかというと、なかなかありません!
前例を踏襲したり、他者事例を参考にしたりというのが、現実よくあるあるです。
また、米国の大学の特徴ですが、
東海岸の大学は、政府関係機関との連携が強いため、そういう大学を選んで、このパターンのコースを学ぶというのは、より実用的かも知れません!
学卒でいきなり博士課程(PhDコース)に行ける?!
大学院修士課程を前提にお話を進めて来ましたが、
米国大学院は、学卒でいきなり博士課程(PhDコース)に進学出来るそうです。
ただし、非常に覚悟が必要だと、個人的には思っています。
- 最低5年間掛かる。
- 人生プラン、キャリアプランをあらかじめよく考えた上で、戦略的に卒業→就職する必要がある。
- 上記が出来ていなければ、たとえPhD取得出来ても行き先が無い。
修士号(MScとか)と博士号は重みが違います。決して修士の延長ではありません。
若いうちに挑戦しておく、あるいはもっと年齢が上の人でも挑戦する価値はあると思います。
ただし、5年という時間や、その後のキャリアプランを戦略的に考える必要があります。
いかがでしょうか?
もち子の考えで書いてしまいましたが、もち子は留学前とその後で考えが変わりました。
当時は、留学先で学ぶことがイメージ出来なかったし、まして留学後のキャリア開拓も考えられませんでした。(公務員辞めると思ってませんでした)
また、サイバーセキュリティ留学をした人の前例が無く(少なくとも、もち子は見つけられませんでした)、手探りで調べたり考えたりしていました。
このブログの内容が、どなたかのお役に立てれば幸いです。
もち子