サイバーセキュリティ留学を目指したきっかけ
はじめました。もち子といいます。
現在は都内の外資系で、バリキャリとして働いていますが、
元は9年以上国家公務員をやっていました。
キャリアチェンジのきっかけとなったのは、2015年に米国ロサンゼルスへサイバーセキュリティ留学をしたことです。
当時悩んだこと、苦労したこと、どうやってキャリアチェンジしたのかを書いていきたいと思います!
目次
当時のもち子
留学を目指した当時のもち子のスペックについてお話します。
大卒後、国家公務員2種(現在は「一般職」。年齢バレる…)技官として働いていました。
公務員と言えば………、、、使う言語は日本語一択。カタカナを使うことすら珍しい職場です。
また、公務員に詳しい人はお判りでしょうが、、、
国家公務員2種(一般職)=俗に「ノンキャリア」と呼ばれる職種であり、
キャリアップ出来ません(1種「総合職」と、キャリア路線が完全に分けられている)。
ですが、もち子は当時、そういうことは気にしていませんでした。
なぜなら、霞が関のビルの中ではなく、現場中心の仕事がそれだけ多かったため、
日々、現場の人達とわいわい楽しく仕事をすることにやりがいを感じていたからです。
そう、、、大事件が起こるまでは……。
きっかけ① 前代未聞のコンピューターウイルスが日本上陸
もち子が留学を志したきっかけは2つあります。
その1つが、2012年に、後に「Citadel」と呼ばれるコンピューターウイルスが日本上陸したことでした!
セキュリティ業界の人でも、直接関わっていない人は、あまり馴染みが無いそうですが、
Citadelは日本中に広まり、被害金額は億単位に上り、
当時の振り込め詐欺の被害金額の総額に迫る勢いでした。
私が勤務していた省庁も、一応これらの対応に関係していたのですが、
前代未聞の出来事に、ノウハウ無く、統率も取れず、とてもあたふたしていました。
「どこかでこういうことを調べたり、勉強出来ないのかな?」
ともち子は考え始めました。
きっかけ② 一冊の本との出会い
サイバーセキュリティ関係の知識はまず、インターネットで調べることから始まるというのは、想像しやすいと思います。
ところが当時、Citadelに関する情報や、マルウェア関係の情報を検索しても、あまりたくさん出てきませんでした。
そこでもち子は、英語で検索するということを始めました!
するとどうでしょう……たくさんの情報が出てきました!
特に大きかったのは、マルウェア調査に関する詳細な本を見つけたことです。
この本を買って、通勤電車で読んだと言ったら、係長にドン引きされました…。
この本は、マルウェア調査に関する技術が、「詳細に」「体系的に」整理されています。
「もしかして、海外では、こういう知識をちゃんと学ぶことが出来るんじゃないかな?」
もち子の興味の方向は、だんだんそっちの方に向いていきました。
実は、当時もち子が勤務する省庁では、国家公務員2種(現一般職)に対する
人材育成の機会はとても少なく、
もち子を含め、現場の職員達は、「技官」という立場でありながら、手探りで必要な知識を集めなければならないという状況でした。
それが海外では、こんなにも詳細に、体系的に学べるとしたら……。
こうして、もち子の中に漠然と、海外で技術を学びたいという思いが大きくなっていきました。
もち子